フランスから空輸したワインの輸入通関の続き…



さて、前回書いた記事(フランスから急ぎでワインを空輸)の続きのお話です。

 

通関担当者さんへ月曜日朝一で各種書類が届くように、輸入者さんには速達郵送で書類を送るように伝えました。

そして金曜日の夕方には、フランスのワイナリーの方へ僕から直接、輸入通関時で必要となる情報(書類)へ目を通して頂き、

サインをして頂きました。その情報を月曜の朝一にメールで通関担当者さんへお知らせしました。

 

この状況を整理すると、月曜日朝一には輸入者・僕から輸入通関に必要な情報一式が通関担当者さんの手に渡っています。

後は、申告に向けて登録をしたり、各種の準備を整えて頂くのみとなりました。

 

「僕たちは木曜日、遅くても金曜日の朝には、このワインを受取人の所へ届けてほしい。」

それだけが目標です。

 

月曜日、火曜日は通関担当者さんにやって頂く事をお願いし、途中質問事項等があれば僕がメール・電話で対応をして、

なんとかこの二日を過ごしました。

 

水曜日・・・。

今日ある程度話がぐっと前進しなければ・・・・、受け取り自体が怪しくなる。

少し緊張の一日です。

 

夕方6時半、このタイミング入った一本の電話。。。

 

 

輸入したワインですが、検疫検査を自主的に受けてください

 

僕:

「えっ!?何で検疫検査を受ける事になるんですか!?日本で検査を受けなくて良いように、必要な書類も出しているじゃないですか!

ここ2,3年、僕たちがサポートしてきたお客さんで検査になった案件はないですよ!検査に出したら約2週間もかかるじゃないですか。。。急いでるのに」

 

通関担当者さん:

「えっ、先日送って頂いたあの書類の中に検査についての書類があったのですか?すいません。自分お酒の輸入通関を担当した事ないので分からない事だらけなんです・・。

えっと、この書類に記載されている検査機関は日本の厚生省が認めている機関なのでしょうか?」

 

僕:

「厚生省が認めた検査機関以外でも通る事もあるんです。ですので、その書類に書いてある情報を記載して、とにかく提出してください。

それでもダメなら、自主検査を受けますので。」

 

というような感じで、ようやく話しを伝える事が出来ました。

輸入通関用に集めた情報を担当者に送っているのに、それを使用しないなんて本当に困ってしまう話です。

 

約2時間後。。。

「輸入許可がおりました!!」

という、嬉しいお知らせが通関担当者さんから入りました。

 

いや~ドキドキしました。

「自主検査を受けてください」なんて言われたのは何年ぶりでしょうか。

もし検査に出していたら、このワインは予定通りの曜日に届けられない事となるところでした。

 

もし、もし、もし!

輸入者さんが全く無知の人だったら、普通に「それでは検査してください・・・」となったかもしれません。

よーく通関担当者と話をして、解決できる箇所を見つける事で防ぐ事が出来た話だったと思います。

 

 

輸入時の税金を納め、無事に配達完了!

翌日朝一に、関税・酒税等の輸入時の税金を納めて頂き、そして無事にワインは配達先に届けられました。

さて、この液体検査ですが、一般的に何をチェックされるか?というと酸化防止剤がどのくらい入っているかです。

その数値が日本の基準値以内か、どうか?を確認するための検査になります。

 

僕たちは普段、この数値を把握してからShippingのGoサインを出します。

まずはこの数値を知る事が重要です。

 

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