スペインからワインを輸入するお客さんのラベル 今回は大量のワインを発注するお客さんの日本語ラベルを作りました。 商品はスペインからReeferコンテナを使用し、船便で発送されます。 この輸入者さんは、今回が初めての輸入なので色々と貿易実務もサポートしてきたのですが、 その中で一つ取引相手さんへの質問をご提案しました。 「Is it possible for you to stick our Japanese back labels at your winery and ship it out?」と。 OKが出ればラッキーと思って・・・、という事で提案した質問ですが、 嬉しい事に相手からは「Sure」というお返事を頂きました。 彼らはラベラー機を使用して現地語のラベルを貼るとの事でしたので、 「Please send us your back label file if it's Adobe illustrator format.」と連絡したところ、 現地語ラベルの元データを頂く事が出来ました。 そのデータに、日本語ラベル案を取り込み、税関チェックも受けて、OKが出たので、 このラベルデータ(日本語はアウトラインしたもの)を、ワイナリーへ送り、 現地印刷・現地でラベル貼をしてもらいました! 保税倉庫でのラベル貼作業費を下げたい場合 もし日本に到着するお酒に、日本語ラベルが貼られていない場合は、貨物を引き取る前に 保税倉庫で日本語ラベルを貼る必要があります。 このラベル貼ですが、自分たちで行う場合(倉庫会社からOKが出た場合)と、 倉庫会社の方にお願いをしてラベル貼作業を依頼する場合があります。 勿論、ラベル貼作業を依頼する場合は、作業代がかかります。 今まで殆どのお客さんは、倉庫でラベル貼を依頼する事が多かったのですが、 今回は結構な本数の輸入だったので、何パレット分もの箱をあけて、一本一本手張りをしていれば 途方もない時間がかかると思い、ワイナリーでラベル貼をお願いしました。 結果的に、時間とコストをカット出来たので、輸入者さんにとっては良い話となりました。 ワイナリーのラベラー機で日本語ラベルも貼れるのであれば、効率も良いので助かる話ですが、 現地語ラベルとは別に日本語ラベル(裏ラベルが合計2枚別々となる)を貼る場合は、 ワイナリーで日本語ラベルを手張りする可能性が高いです。 手張りとなると、作業される方が難色を示す事が殆どですので、断られてしまう場合があります。 そうなってくると、日本の保税倉庫内でラベル貼をする流れになる事が殆どです。 現地で貼ってくれるか、日本で貼るか?は、相手とのやり取り次第です。 もしも大量発注をされる場合は、ダメ元で相手にラベル貼について質問してみる事をお勧めします。 関連ブログ記事: フランスから空輸するワイン用のラベルを作成